こんにちは、半兵衛です。
いつかFXトレーダーとして生計を立てようと夢見ている兼業トレーダーって多い気がします。半兵衛は今のところ専業になるつもりは一切ありませんが、FXはそれなりに力を入れて取り組んでいます。
正直、情報発信している身としては、他の方と比べて自慢できる結果を出せていません。しかし、そんな自分だからこそ信頼してもらえる内容の発信ができるのではないか?とブログ運営を始めました。また、自分だからこそ悩みや苦悩を共有しながら読者の皆様と成長できるのではないかと感じました。
そう思ったきっかけがあります。
それは、実績など何もない『なんちゃってFXトレーダー』の有料コンテンツを購入してしまった苦い経験があるからです。もちろん最初は初心者ですからそんな事は気づきもせずに実戦に活かしていました。
しかし、経験を積んでいくと分かるんです。その手法が物理的に不可能なことが(笑)
正直、ある程度、勉強と経験を積んでいけば『なんちゃってFXトレーダー』には誰でもなれると思います。それっぽい発信なんていくらでも出来ますからね。てか、FXの本を読めばいくらでも金言は書かれています(笑)Twitterの何割かは偽物でしょう。
だからこそ半兵衛は、真剣に悩んでいる兼業トレーダーの仲間達と共に成長していきたい。また、FXをこれから始める人達の手助けをしたい。自分と同じ経験をして欲しくない、と強く感じています。
ここでは包み隠さず、真実を記載しています。また書かれていることはあくまでも持論です。まだ皆様を導ける立場ではありませんので、あくまでも私の経験を元に提案をさせて頂いている情報とご理解下さい。
タイトルは釣りみたいになってしまっていますが、兼業トレーダー専用の手法、もしくは手法構築のノウハウってあまり見かけないですよね。半兵衛はほぼ見たことがありません。
でも、兼業トレーダーならではの成功の秘訣や、考え方ってあると思ったんです。それを見つけていく、そんな記事です。
ここでは兼業トレーダーという要素を盛り込んだ手法や検証結果を公開しています。検証結果の開示や手法のアップデートに関しては今後も継続してUP予定です。是非、最後まで読んで下さい。
目次
半兵衛のトレード成績(恥ずかしい)
トレード成績
【トレード歴】3年1ヵ月
【勝率】54.7%
【利益率】52%
【トレード回数】 平均2回/週
※すべて2021年11月30日時点
半兵衛はFXを始めてから3年目になります。成果としては利益率50%を達成したところです。これは元資金を1.5倍にできたという意味ですが、みなさまが思い描くような『成功』とはかけ離れている状況です。ですが、FX経験者の方の中には利益率50%でも十分じゃん!他の投資と比較すれば驚くべき数字じゃん!と、言って頂ける方もいらっしゃると思います。それだけFXって難しい世界なんですよね(笑)
まぁ勉強もしまくったし、今のところ一応は勝ち組だけど、恥ずかしくて成功してます!とは声を大にしていえない状況です(笑)僕と同じような人って結構、多いと思います。
トレードスタイル
半兵衛は本業と副業をしながらFXトレーダーとしても活動していますので、いわゆる裁量を軸にした兼業トレーダーというやつです。
朝9時30分までに職場へ出勤をし、20時~22時の間に退勤するというスケジュールで本業を過ごしています。通勤時間はドアtoドアで、およそ40分くらいです。別に特殊な勤務体系ではありませんから、一般的にこんなものじゃないでしょうか?若干、残業時間で前後するくらいですかね?
通貨ペアは初心者によく勧められるドル/円、ユーロ/円、ユーロ/ドルの3つに絞ってました。土日に1時間ほどかけて、翌週の相場予想を立てます。その相場予想に沿って、平日のスキマ時間にトレードをしかけるスタイルです。
手法に関しては2つ~3つほど。デイトレードからスイング寄りのスタイルで、時間足などは特に決めてませんでした。日足~1h足を主に見ていました。と、いうよりチャートを見れるタイミングが不定期だったので、見れた時に相場予想や手法と嚙み合えばエントリーという流れでした。
やはり2年間も兼業トレーダーをやっていると、様々な悩みが出てくるものです(笑)
- 色々と試したけど、思うような成果がでない。
- すでに成功している人のマネをしてみたけど勝てない。
- チャートを見たい時に見れない。(上級者の手法を再現できない)
- 時間にゆとりのあるスイングはチャンスが少ないからしたくない。(性格に合わない)
- 専業と違って時間が限られるから、効率的に資金増やしたい。でも出来ない。
- 検証に膨大な時間が掛かる
私と同じように兼業トレーダーとして頑張っている方々にとっては共感の嵐だと思います。まさに兼業トレーダーの苦悩一覧みたいになっていますね(笑)
大成功していない理由
過去のトレード履歴やスタイルを振り返ってみました。振り返りの作業時間は10時間ほど。まぁ、振り返りにたくさん時間を掛けたから良いという訳ではありませんが、特性要因図などを使って真剣にやったつもりです(笑)
主に3つのカテゴリーで改善点が見つかりましたので、順を追って説明します。
①情報収集に問題があった
基礎知識に関しては、書籍やネットで情報収集して問題ないと思います。しかし、手法や相場との向き合い方に関しては今までのやり方に問題があることに気付きました。
無料公開されている上級者の情報は、そもそも兼業トレードを前提に発信されている訳ではない!!
今思えば、当たり前ですよね。すでに成功していて、かつ貴重な情報発信をしてくださっている方々は、ほぼ専業トレーダーです。もしくは時間に余裕のある学生トレーダーです。
バリバリ働いている我々、兼業トレーダーとは、あまりにも生活スタイルが異なるのです。貴重な情報源であるものの、自身の生活スタイルに適したものでなければ意味がないのです。逆に半兵衛は、混乱してしまっていたようにも感じました。
では兼業トレーダーで成功を収め、かつ信頼のおける情報発信をしている方を探そう!
と、思ったのですがそんな方は見つけられませんでした。そりゃそうですよね。兼業でやっている我々だからこそ痛いほど分かりますが、仮に兼業トレーダーとして成功していたとしても、情報発信している時間なんてねーよ!って感じですよね(笑)
②手法に問題があった
これは上記と類似しますが、2年間FXと向き合ってみて強烈に感じたことです。誰もが一度は考えることだと思いますが、どうせならすでに結果が出ている手法を取り入れていくのが効率的だと感じますよね。半兵衛もその一人です。
信頼できそうで、しかも実績のある方が紹介している手法を試しました。もちろん自分なりにFT4を使って検証もしました。
ですが、いざ実践してみると出来ないんです。再現性がないんですよ。
やはり兼業を前提としている手法ではないからですね。どこかで無理が生じますし、根性で続けても上手くいく訳がないんです。
しかも手法の土台となる環境認識においては、特に再現性を保てないです。FXと向き合える時間に制限がある我々兼業トレーダーにとっては致命的な問題です。環境認識の差分は同じ手法を使っていても、勝率が大きく変わってきます。これは検証すれば簡単にわかる事です。
③資金管理や注文方法に問題があった
半兵衛は、資金管理については少しだけ自信があります。仕事柄、損益計算と見通しを立てることには慣れていますからね。エクセルを使って、独自の計算シートなどを作成し、ロット管理は徹底していました。
この部分は少し専門的な話になりますし、現時点では重要ではありませんから読み飛ばしても構いません。
ここに関しては問題の抽出というより、反省になってしまいます。反省点は、柔軟な発想が欠けていたということです。半兵衛の収益計画ロジックは以下です。と、いうか一般的にこの考え方を元に収益計画されている方が殆どだと思います。
(勝率 × 平均利益) ー [(1 - 勝率) × 平均損失] × トレード回数
もちろんリスクリワードが手元に数値化されている状態で計算しますし、リスクは元金2%~5%に限定しています。レバレッジに関しては、リスク幅が固定されていれば自動的に計算されますので、参考程度に電卓を叩いて把握するって感じです。
この考え方で期待値をあげる為に、トレード回数に意識を向けてしまったことが反省点です。ですから、頭の片隅に「トレードしない限り資金は増えない」という危険思想が存在していた訳です。トレード回数が減ったとしても勝率とリスクリワード改善ができれば、資金は増えるはずなんです。
また、注文方法についても反省点があります。それは裁量トレーダーなんだからエントリーも決済も成行注文でしょ!?っていう愚かな考え方をしてしまっていたのです。2年目以降は注文方法をOCO注文や指値を置くことで多少改善されました。もっと突き詰めていきたいですね。
問題解決のための徹底検証します※検証結果は随時公開予定
上記の問題解決に向け、大枠の戦略を決めました。
【兼業をしている自分の生活環境を前提に、手法を構築する】という戦略です。やっぱり上級者に頼っていては、思うような結果を得る事ができないと、身に染みて感じました。少しは自分で汗かかないと(笑)
まず兼業という環境を考慮した、ベースとなる手法を決めました。言葉で説明するのは面倒なので図解にしました。図解ではロング(買い)エントリーの例ですが、ショート(売り)エントリーの場合も考え方は同じです。

最初から多くのエントリー条件を足すことはやめておきます。これは、兼業において複雑なエントリー条件は再現することが困難だという現実があるからです。また、どうしても検証後にルールは追加することになるでしょうから、今は考えないようにします。
また検証時に、時間足は1h足に限定します。1h足は1時間ごとに確定していきますので、一日で24本確定します。ですので1時間毎に1回チャートを確認する、ということです。もちろん睡眠時間は今後、考慮していきますが検証段階では無視します。これは半兵衛が仕事柄、業務中、1時間につき1回チャートを確認することなら無理なく可能だと考えたからです。もし同じ条件が困難な方は、ご自身の仕事環境にあった時間足で検証するのが良いかもしれません。
20MAは、SMA、EMAどちらも条件として採用します。20MAを条件軸にした理由としては、外出先でも確認しやすいメリットがあるからです。水平線やトレンドラインなどと違って手を加える必要がないですからね。また、世界で一番見られているテクニカル指標と言われていますので、信頼性も高いと考えました。
今後、上記のエントリーをただひたすらFT4で検証し、検証結果と改善方法をこのブログにて無料公開していきます。場合によっては、どなたかにアドバイスを貰いながら改善していきます。
その他、細かいトレードルールを含めて下記にまとめます。
エントリールール
- 1h足の20SMA&EMAのレジサポ転換
- 1hローソク足確定でエントリー
- 保有ポジションに関係なく、条件が整えばエントリー
- 20MAにタッチしない場合はエントリーしない
- 20MAを実体で抜けずにヒゲを作る場合はレジサポとして有効だと判断→エントリー
決済ルール
- 通貨ペアはドル/円
- 入金金額は10万ドル
- リスクは5%固定
- 直近の重要な高値&安値に対し、フィボナッチ161.8を利益確定
- 損切は直近の重要な高値or安値
検証期間について
2年間の経験値があれば誰でもわかることですが、一つの手法がすべての期間に対して有効な訳ではありません。めちゃくちゃ勝てる時期もあれば、めちゃくちゃ負ける時期もあります。
つまり、その手法が有利な状況とそうではない状況があるということです。これを把握することで、今は自分(手法)にとって勝ちやすい環境が整っているな。ロットをあげて勝負に出よう。逆に負けやすい環境が整っているからトレードはやめよう。もしくはロットを下げておこう、などの判断基準ができます。
特に連敗のリスクというのは資金を大きく減らす要因になってしまうので注意が必要です。
よって様々な相場環境で検証しなくては意味がないと感じました。ですので、検証期間は日足~週足レベルで認識できるトレンド発生期とレンジ期に区分けして複数パターンやっていきます。これに関しては検証していく状況に応じて変更する可能性があります。
過去検証する期間は下記です。なるべく直近からピックアップしました。
- 2018年2月1日~2018年5月30日
- 2018年9月13日~2018年12月20日
- 2018年12月24日~2019年2月26日
- 2019年2月28日~2019年8月2日
- 2019年9月4日~2020年1月6日
- 2020年1月8日~2020年4月7日
- 2020年6月21日~2020年12月31日
現時点での検証結果
期間: 2018年2月1日~2018年5月11日

勝率は49%ですが、利益率は64.77%ですので、順調に資産は増やせている状況です。ぜひ、今後も兵衛blogの応援をよろしくお願い致します。